所在地:仮設
用途:バー
素材:スチールパイプ
施主:アートウィーク東京
施工: 株式会社鎚絵
担当:山田紗子、鈴木心
会期:2023年11月2日-5日
Site: Temporary
Program: Bar
Material: Steel Pipe
Client: Art Week Tokyo
Builder: Tsuchie Corporation
Project team: Suzuko Yamada, Kokoro Suzuki
Year: November 2-5, 20
アートウィーク東京2023の会場でテンポラリーなバーをつくることになった。バーとは何だろうか。初めにバーカウンターとそこに並ぶハイチェア、カウンター上に浮かぶペンダントライトを思い浮かべた。そして横並びにグラスを傾ける客たちと、カウンターの奥でシェーカーを振るバーテンダーも。ものや人が所狭しと寄り添う、そんな心地良い密度をもった空間、それがバーである。
ものにはそれぞれの輪郭線があり、その外側には空気がある。それぞれの線が集まることで、そこに空気の流れや滞りが生まれる。それらがつくるひと連なりの線だけを取り出してバーをつくることにした。バーという親密な空間をつくるものものの輪郭をなぞり、直径13ミリのスチールバーが宙にラインだけを描いていく。するとがらんとした空間が伸び縮みし、線の重なりが奥行きをつくり始めた。
線というものは面や立体のように、その周囲との関係を強くもたない。その代わり、いくつもの関係の可能性を起ち上げる。囲まれた場所が開いて見えたり、閉じて見えたり、ひとつになったり、バラバラになったり。人の数や自らの立つ位置によって、場の捉え方はくるくると変わる。ものが場を規定するのではなく、それぞれの人が自ら場をとらえる、そのきっかけになるようなものの連なりを思い描いた。オーダーできるカクテルは、バーカウンターのホルダーに掛ける形で固定される。カクテルグラスが宙に並んで、束の間の社交場が完成する。
ものにはそれぞれの輪郭線があり、その外側には空気がある。それぞれの線が集まることで、そこに空気の流れや滞りが生まれる。それらがつくるひと連なりの線だけを取り出してバーをつくることにした。バーという親密な空間をつくるものものの輪郭をなぞり、直径13ミリのスチールバーが宙にラインだけを描いていく。するとがらんとした空間が伸び縮みし、線の重なりが奥行きをつくり始めた。
線というものは面や立体のように、その周囲との関係を強くもたない。その代わり、いくつもの関係の可能性を起ち上げる。囲まれた場所が開いて見えたり、閉じて見えたり、ひとつになったり、バラバラになったり。人の数や自らの立つ位置によって、場の捉え方はくるくると変わる。ものが場を規定するのではなく、それぞれの人が自ら場をとらえる、そのきっかけになるようなものの連なりを思い描いた。オーダーできるカクテルは、バーカウンターのホルダーに掛ける形で固定される。カクテルグラスが宙に並んで、束の間の社交場が完成する。
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Suzuko Yamada Architects, Inc. Tokyo, JAPAN